こんにちは!
更新がお久しぶり過ぎていてすみません・・・妄想は毎日捗っているのですが、PCと向き合う時間がなかなか取れなくて、まとめるのに時間が掛かっていました。
今回も通常運転の趙劉です。
楽しく書いてました。趙劉なら幾らでも書けます。
少し長いお話となっております、お時間が御座いましたらぜひお付き合い下さいませ♡

いつも拍手やTwitter等で応援下さいまして、ありがとうございます!!!
こんなのネタに書いてみて、的なリクエストも頂けましたら頑張ります。
これからもどうぞ良しなに♡




------------


恋する心達のために

 

 

 

此処は、明るすぎる。

夜更けの部屋には己だけなのに、傍らに置かれた常夜燈に照らし出される自分の面(おもて)が誰かに見られてしまいそうな気持ちになって、劉備はその灯りから顔を逸らした。

こんな顔を誰かに見られてはならない。

如何なさいましたか、と誰かから問われる心配の元は、大っぴらに口に出せるものでは無いのだから。

穏やかに寝所を照らし続ける常夜燈から逃れるように、劉備はひっそりと部屋を出た。

深夜の見回りを行う兵士に見つからないように、彼は真っ暗な城内を密やかに進む。

そうして城の深部近くに設けられた、劉備を始めとしたごく僅かな者しか入れない小さな庭園に辿り着いた時、夜闇の中で安堵の息をついた。

人気の無い庭園は風も無く、しん、と静まり返り、薄く雲が張った夜空から朧げな三日月の光が頼りなく周囲を照らしている。

東屋に設置されている石の腰掛けに座り、手すりに寄り掛かりながら、ぼんやりと照らし出された月色の景色を眺めつつ、劉備は昼間に強く握られた左手の感触を思い出していた。

『貴方様だけを、私は』

ほんの一瞬、二人きりになった時に告げられそうになった言葉。

どうしてそんな話になったのかははっきりしない。

だが、熱のこもった真っ直ぐな瞳で自分を見つめる彼の一途さに、劉備は小さな恐れを抱いてしまった。

『歳上を、からかうものではない』

相手の言葉を最後まで言わせず、劉備はつまらない誤魔化しの台詞を口にして、その場を離れようとしたのである。

その時、相手の右手が咄嗟に劉備の左手を捕まえた。

こちらを逃がさぬようにと握る彼の手の力が強くて、劉備は思わず怯む。

『私は、冗談など言えぬ者です』

少し怒ったような口調で相手はそう言ってから、しかしどこか自信が無さげに、ちらと視線を揺らした。

『ですが・・・貴方様のご迷惑になるような物言いを私がしているのであれば、どうぞお叱り下さい』

この言葉の後ならば、自分は素直になれた筈だったのに。

しかし、実際の劉備の口から出た言葉は、いま思い出している自身でも情けなくなるほどに中途半端な内容だった。

『まさか。これだけ懸命に働いてくれる子龍を私が叱る理由など、何処にあろうか。いつも感謝している』

微笑みながら告げられた劉備の言葉に、趙雲がはっと目を見開く。

だが、それが臣としての己に向けられた言葉だと悟った彼は、ふっと諦めたような笑みを浮かべて、頭を垂れる。

『・・・なんと、勿体無いお言葉・・・大変なご無礼を致しましたのに』

その言葉と一緒に、するりと、諦めたように相手の手が自分から離れて行く。

彼の温もりが離れた瞬間、劉備は己のつまらない言葉で相手の気持ちを撥ね退けてしまった事に、漸く気が付いた。

こちらから手を差し出そうとしたが、物分りの良い相手は既に一歩下がって、完全に臣下の顔へ戻っている。

それでも先程の時間をやり直したくて彼は子龍、と呼び掛けようとしたが、扉の向こうからどやどやと数人の話し声が近づいて来て、趙雲は更に主君から距離を取る。

そうして劉備の願いが叶う事は無いまま彼の周りへ人びとが集まり、会議が開かれ、会が散開すると趙雲の姿も見えなくなってしまい、一日が終わってしまったのであった。

 

恋をした自分を、否定する気は無かったのである。

だが、怖かった。

いい歳をした自分が、若き英傑にのぼせてしまうことが怖かった。

そして、相手に夢中になっているのは自分だけで、一方通行の気持ちなのではないかと恐れた。

不安に満たされてしまった心身に眠気など訪れるはずも無く、劉備は寝台の上からふと自室に備え付けられている鏡へ目が行ってしまう。

常夜燈に照らし出された深夜の自分の顔は、酷く疲れて、老けて見えた。

その顔を見た劉備は、やはりこのような自分ではとても釣り合わぬ、と泣きそうになる。

苦しそうに顔を歪めた鏡の中の自分から目を逸らして、劉備は己を照らし出すモノ、映し出すモノから逃げだして来たのであった。

今のように闇に紛れて姿が見えなければ、彼の言葉を最後まで聞く自信があったのだろうか、とぼんやり思う。

そして、あのようにまばゆい彼へ、自分から想いを告げる勇気も持てたのだろうか。

外見が見えなければ歳の差も見えない、声と体温だけで存在を確認できる闇の中ならば、己の抱える恐れは消えてくれるのではないか、そうすれば彼と釣り合う己になれるのでは、と儚い思いを抱く。

そんな自信の無い己を持て余して、このまま夜闇に紛れていたいと劉備は手すりの上で頬杖をつき、静けさに耳を澄ませていると、何処からか人の声が微かに聞こえてきた。

聞き覚えのある声音に、劉備の身が強張る。

相手の声も時間を思っての事だろう、声量を抑えつつ外廊下を歩きながら、心配そうに劉備の名を呼んでいるらしい。

下手に動いて物音でも立てれば、相手に容易に見つかってしまうだろう。

劉備は息を潜めて、手すりに身体を預けた姿勢から更に身を縮めて、自分を探している声の主がこの庭に入ることなく通り過ぎてくれるようにと願った。

コツコツと、外廊下を歩く靴音が近づいてくる。

「殿・・・劉備殿」

自分を呼ぶ声音と歩調だけで、相手に僅かな焦りが生じていると劉備には分かってしまって、思わず苦笑いが零れた。

それだけ、彼とは長く共に過ごして来ている証拠だと気付かされつつ、昼間の自分の意気地の無さと見っとも無さも一緒に思い出し、ますます見つけて欲しくないと思ってしまう。

じっと息を潜めて相手の靴音に耳を傾けていると、石畳を歩いていた相手の靴底が、かさりと柔らかい草を踏んだ音に変わった。

その音の変化に劉備はぎくりと身を起こそうとするが、慌てて今のままの姿勢を維持するようにと自分を制する。

「殿、どちらにいらっしゃるのですか、劉備殿・・・」

外廊下から劉備がいる東屋までには少し距離があり、更に外廊下側には少し背の高い生垣が東屋の周辺に植えられているので、直ぐには見つかる事は無いだろう。

しかし先程まで薄曇りだった夜空は雲が晴れてしまい、細い三日月からの頼りなげな光が手すりに寄り掛かる自分の腕を照らし出し始めている事に気付いて、劉備は軽く眉間に皺を寄せた。

これでは、また、醜い己が見えてしまうではないか。

自室の鏡に映った、中年の己の顔を思い出して、劉備は身を潜める事を忘れて顔を覆う。

東屋の方で何かが動いた気配を察して、趙雲は足早にそちらへ向かった。

生垣を抜けた先の東屋に、彼が探していた主君の姿はあったのだが、なにやら様子がおかしい。

先程まで外廊下の外灯のもとに居て、三日月の弱々しい光にはまだ慣れていない趙雲の目には、劉備が東屋の片隅で気分を悪くして蹲っているように見えた。

「!殿っ!!」

見付けた時にはそっと寄り添うように声を掛けようと決めていたのに、相手の異変を前にした趙雲は我を忘れて劉備の元へ慌てて駆け寄る。

「劉備殿、如何なさいましたか!?」

後ろから両肩を抱き、相手の顔を覗き込もうと身を屈めると、劉備が首を振って拒否するような動きを見せた。

「何でも無いのだ、離してくれ」

「しかし、ご気分が悪いのでは・・・お顔を見せて下さい」

趙雲の言葉に、劉備の肩がびくりと震える。

「見ないでくれ・・・!何でも無い、本当に何でも無いから」

身を捩って己の手から逃れようとする劉備の姿に、趙雲の胸がじくりと痛んだ。

昼間の、無礼を犯したこちらを制するような劉備の笑みを思い出して、肩を掴む趙雲の手の力が緩む。

「申し訳ありません、また、ご無礼を・・・」

己の思慕の念まで拒否されたような心持ちになった趙雲が、やっとの思いでその場を繕う台詞を絞り出すと、相手から予想外の言葉が聞こえてきた。

「違うのだ・・・ここも、明るくて・・・」

「・・・?あかるい・・・?」

少しずつ夜闇に眼が慣れてきた趙雲の目の前に、淡い月光から逃れるように身を捩り、袖で顔を隠す劉備の姿がある。

「私を見せたく無くて此処に来たと言うのに・・・月すらも、隠してはくれなくて・・・これだけ醜い私なのに」

消え入りそうな声で独り語りのように言葉を紡ぐ劉備に、趙雲は酷く困惑して目を瞬かせた。

「お、お待ちください。醜い・・・?どなたが??」

「先程、部屋の鏡に映った自分の顔が・・・酷く、老いていて・・・醜くて・・・・・」

再び耳にした相手の言葉を趙雲は信じられないまま、何とか安心させる台詞を探そうとするが、きっかけが掴めない。

「・・・・・・りゅうびどの・・・」

「明かりが無ければこのような姿を晒さなくても済むと、夜闇に溶けてしまいたいと願って此処へ来たのに・・・」

今までの劉備の言動を思い返しながら、趙雲は相手の苦悩の原因を彼なりに知ろうと、恐る恐る語り掛ける。

「・・・ご自分のお姿を、見せたく無い、という・・・事、なのですか?」

趙雲の問いに、劉備は袖の中から顔を上げて月光が作り出している手すりの影を見詰めた。

「闇に紛れてしまえば、老いてゆく姿を見せなくて良いだろう?外見の不備を嘆く事無く、私は、素直に・・・」

そう言いながら、劉備は求めるように東屋の柱の影の中へ手を差し入れようとしたが、その動きは脇から趙雲に阻まれる。

「殿、それは違います」

劉備の手をぎゅっと握って、趙雲は硬い声を出した。

「違うのです」

趙雲の手を握る力が痛みを感じる程に強く、劉備は眉を顰めて手を引こうとするが、相手の力は緩まない。

「離してくれ。私は、何も間違ってはいない」

一向に手を離そうとしない相手を睨みつけるつもりで劉備が趙雲の顔へ視線を向けると、その彼の瞳には月光が入り込んで、きらりと鋭い輝きが生まれている。

「いいえ。今宵の貴方様は、間違っております」

真っ直ぐに告げられた諫言は、劉備に苛立ちと共に小さな揺らぎも生まれさせた。

「間違っている?・・・趙子龍、この劉玄徳に何事か物申すと言うか」

胸中の揺らぎを隠そうと、威圧的な声を出して忠臣を控えさせようとしたが、趙雲は動じることなく劉備を見つめ続けている。

「申しますとも。闇にその大切な御身を投げ出そうとなさる主の愚行を、私の拙い言葉で止められるのでしたら」

「愚行、だと・・・」

「貴方様に、この様な暗闇は要りませぬ。情篤き仁君は、光り輝く場所へ居るべきです」

「なにをっ、」

偉そうに、と纏まらない苛立ちをぶつけようとしたが、目の前の忠臣は自分にそれを言えるだけの年月と、情熱を兼ね揃えている事を思い出して、劉備は口籠った。

拒絶の力が弱まった様子を確認して、趙雲も目の光を和らげ、声の調子も穏やかに変える。

「劉備殿。私は、光り輝く陽の元での、貴方様の笑顔を拝見していたいのです。それが最も貴方様に似合うお姿だと確信しております。それに、」

憶えていらっしゃいますか、と彼は劉備の手を優しく握り直しながら続けた。

「公孫瓚殿の元で、初めてお会いした時を。あの時、劉備殿は私へ優しく笑い掛けて下さいました。その笑顔に出会って、私は」

不意に、相手の言葉が途切れる。

どうしたのだろうと劉備が趙雲の顔を見つめると、彼は俯き加減で劉備の手を握ったまま、動きを止めていた。

わたしは、ともう一度呟くように繰り返してから、趙雲は劉備を見つめ直す。

自分を見つめる相手の目の奥に、じりと胸を焦がすような熱を感じ、劉備は言葉を無くして、ただ見つめ返すしか出来ない。

「その時に、私は、恋というものを知りました。劉備殿」

片膝をつき、居住まいを正して、劉備の手を捧げ持つようにすると、趙雲は頭を垂れた。

相手の纏う空気が凛と澄んだものに変わったことに気付いた劉備も、乱れた服の裾を軽く直して座り直す。

劉備の衣擦れの音を目を瞑って聴きながら、趙雲は静かに、深く息を吸い込んだ。

「お慕いしておりました。あの時から、ただ貴方様だけをお慕いしておりました。忠を誓った君としてではありませぬ。劉玄徳さまご自身が、我が胸を焦がす唯一の御方として、ずっと」

告白を終えても頭を上げないままの趙雲に、何か伝えなければ、と劉備は口を開きかけたが、言葉が出てこない。

自分が長年期待していた展開になったと言うのに、どう返事をして良いのか迷ってしまう。

その時。

こんな年上と若き美丈夫では釣り合わぬであろう、と傍らの暗闇から誰かの声が聞こえた気がした。

意地悪気な低い嗄れ声に、劉備は何故自分が此処に来ているのかを思い出して、急に逃げ出したくなった。

老いて、疲れた己の顔を思い出す。

ほれ、釣り合わぬ、と嗄れ声が引き攣った笑い声を上げた。

「しりゅう、わたしは・・・」

相手から距離を取ろうと、身を引きかけた劉備を、趙雲の静かな声が押し止める。

「そこの暗闇の声に囚われてはなりませぬ」

ぱっと顔を上げた趙雲は、素早く劉備の手を引いて己の胸元に抱き止めた。

「貴方様の豊富な経験が、先走りそうになっていた若輩者の心をお諫め下さったお蔭で、今の私があります。そして、大らかで朗らかな貴方様の笑顔が、幾度私の心身を癒して下さった事か」

「子龍・・・」

「劉備殿、私の目をご覧ください。しっかりと」

胸元から見上げるように趙雲の目を見つめると、鋭い光を宿した相手の瞳が劉備を捉えている。

「この趙子龍には、貴方様しか居りませぬ。どうか私を、これからも導いて下さいませ」

「しかし、しかし私は」

劉備の瞳が再び不安で揺れると、抱き締める趙雲の腕の力が強まった。

「醜くなどありませぬ!今の貴方様だからこそ、私はお慕いしているのです!!」

趙雲はそう言うと、劉備を抱き抱えるように立ち上がり、東屋から出て芝の上に立つ。

三日月の淡い光が、二人を照らし出した。

劉備を立たせると、向かい合った趙雲は相手の頬をそっと指先で撫でる。

愛おしそうに見つめる相手からの目線とその仕草に、劉備は恥じらいを感じて俯いた。

月光の元で、頬を染めて俯く劉備の可憐な姿に趙雲の口元が嬉しそうに緩む。

「劉備殿・・・どうか、この若輩者にお慈悲を頂けませぬか」

「慈悲・・・?」

はい、と趙雲は答えて、劉備の前に片膝をついて拱手の形を取った。

「貴方様を愛するお許しを、どうかこの私に下さいませ」

あ、と頬を染めたまま劉備は身じろぎをする。

先程の趙雲からの告白に、返事をしていない事に漸く気付いたのだ。

東屋の中の暗闇を、ちらりと見遣る。

あの嗄れ声は、次に何を自分へ言うのだろう、と不安がよぎった。

「殿」

穏やかな呼び掛けが、劉備の視線を闇から引き離す。

「貴方様の美しい笑顔を、陽の輝きの下で沢山拝見させて下さい」

そう言って笑う若者の姿を見て、劉備の胸が温かくなった。

「子龍の笑顔だって、とても美しい」

拱手している相手の手の上に自分の手を乗せて、劉備も微笑む。

その笑みに、趙雲が気恥ずかしげな様子を見せ、慌てて頭を下げた。

「お、恐れ入ります」

「では・・・約束を、してはくれないだろうか?」

突然の劉備からの頼みに趙雲が顔を上げると、彼は微笑んだまま小首を傾げている。

「・・・約束、ですか?」

うん、と劉備は頷いて、趙雲の拱手を両手で引き上げるようにして立ちあがらせた。

自分より背の高い相手を見上げて、劉備が照れくさそうにその胸元へ手を添える。

「私は、弱い男だ。暗闇からのつまらぬ言葉にすら、心を惑わされてしまう。だから、ずっと私の傍で、私が間違えそうになった時、この身を強く引いて貰えないだろうか」

「劉備、どの・・・」

「子龍にしか頼めぬのだ。それに私も、ずっと恋をしていてな・・・その相談も、聞いて欲しいのだが?」

恋、と聞いた趙雲の身体が僅かに強張った。

「あ、あの、それは・・・」

期待のような、不安のような、しどろもどろな趙雲の様子に劉備は小さく笑い声を漏らして、相手に寄り添う。

「ふふ、此処だけの話だぞ?一騎当千の美丈夫なのだが、意地の悪い闇まで祓ってしまえる素晴らしい男でな。惚れ直してしまった」

「っ!!!」

どきりと、相手の胸が大きく鳴った音が聞こえて、劉備は彼の胸に手のひらを当てた。

「昼間は、子龍へすまない事をした。・・・あのな、私も・・・うわっ!」

素直に謝って、自分からも告白しようとした劉備を、趙雲が強く抱き締める。

「宜しいのです。そのお言葉だけで、私は生きて行けます」

耳元で囁くようにそう告げられ、劉備も熱が上がりそうになりながらも、おどけた声でおやと返した。

「ぜんぶ、話さなくても満足なのか?」

「・・・それは・・・」

その問いに、趙雲が少し返答に迷うような空気を滲ませる。

暫くして、そうですね、と言葉が返ってきた。

「折角ですので、お聞かせ頂けませぬか?美しい夜ですから」

「ふふふ、そうだな。では・・・」

趙雲の首へ両腕を回して、劉備は何事かを囁く。

それを聞いた趙雲は嗚呼と溜息のような声を漏らして、劉備を抱き締め直した。

年甲斐もなくのぼせてしまった、と照れ隠しに笑う劉備に、私はもうのぼせております、と大真面目に返す趙雲の長年の恋が、これでようやっと実って始まる。

この一夜の夢のような話を知るのは、空に頼りなげに浮かぶ三日月と、趙雲に一喝されて退散した暗闇だけであった。

 

 

 

(おしまい)

 

 

 

お疲れ様でした。

お久しぶりの作文で、誤字脱字あったらどどどどうしよう・・・確認はしているのですが、書き上がると気持ちが浮ついてついつい見落としてしまうので、見つけ次第随時直して行きます。

趙雲と劉備の初恋話は何回かいても楽しい&好きなので、しつこくてすみません。でも書く。

題目と夜闇に惑わされる元ネタは、槇原敬之さんのお歌からイメージ頂きました。

年上さんが年下さんへ恋をする時って、少なからずこういう迷いがあるんじゃないかなと思っています。

年齢が離れていてどうしよう、でも好き、でも、でも、が延々と廻っているような。

そんな劉備を若さと勢いでドーンとぶち壊してかっさらって行って欲しいです、趙雲には!