こんばんは。
前回の更新から随分と日が経っておりまして。
師走になっておりまして。
・・・申し訳も無く・・・
取り敢えず大きく体調を崩す様なこともなく過ごしております。

さて今回のお話は関羽と劉備で書いております。
カップリング設定な内容から18歳以下の方の閲覧は禁止となっておりますのでご了承ください。
関劉を書くの初めてなので完全に手探りですが、少しでも楽しんでいただけましたら嬉しいです。
前後編のお話となる予定です。




※ここから18歳以下の方の閲覧は禁止となっております。


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ミッドナイト・グラヴィティ 前編 <関羽と劉備>

 

 

 

雲一つない空に煌々と月の光が冴える、初冬の寒い夜。

手あぶりの火鉢を傍らに、美しい長髭を蓄えた棗色の肌を持つ大柄な男は椅子に腰掛け、独りで難しい顔をしていた。

そんな彼の前には勝負途中の碁盤が置いてある。

一刻程前まで彼はこの盤を挟んでとある文官と碁に興じていたのだが、相手は勝負の流れに関係なくこちらに気を遣ったらしい、時間を見計らってまた明日、と穏やかに退室していってしまった。

それに合わせて己も大人しく盤を隅にやって寝台へ向かえば良かったのに、改めて盤上の形勢を見渡せば相手の上手い攻め方に片眉が上がる。

元々勝負ごとに負けたくないという性格の男だ、たとえ戯れがてらの盤上の勝敗だとしても面白くない。

対戦相手の平素おっとりふわふわとした言動とは正反対の厳しい打ち手に対し、明日からどう巻き返してやろうかと左手で自慢の髭を撫で、右手を火あぶりにかざしながら思案をしているうちに、彼は時間を忘れて盤上を見つめ続けていた。

「夜更かしは体に毒だぞ?」

突然声を掛けられて、男ははっと顔を上げる。

よほど集中していたのだろう、部屋に誰かが入ってきたことすら気付かなかった彼は、入り口の付近でくすくすと笑いながら佇む小柄な人影へと視線を向け、穏やかな声を返した。

「兄者こそ。この様な時間にいかがなさいましたか?」

「一度は横になったのだが窓からの月明かりが美しくてな、少し外へ行ってきたのだ。そうしたらお前の部屋がまだ明るかったものだから」

そう話しながら関羽へ歩み寄って来たのは、彼の義兄の劉備である。

冬物の夜着の上に薄い外套を羽織っただけの劉備は、義弟の右脇に置かれた手あぶりに自らの手をかざした。

「今夜は冷えるな」

相手の言葉を確かめるように大柄な体躯を少し屈めて窓の外を眺めた関羽は、そうですなと頷く。

「雲がありませぬ、明朝は霜が降りるでしょう」

そう返すと、手あぶりから暖を取ろうとしている義兄の手を己の大きな両の手で包み込んだ。

「すっかり冷えてしまっておりますな。兄者、外へ出られる時には温かい恰好で行かれませぬと」

義弟からのやんわりとした説教に、劉備は手を握られたまま肩を竦めて嗚呼とこたえる。

「そうだな、確かにこの寒さを甘く見て適当な外套を引っかけ外へ出た私の油断だ・・・しかし雲長の手は温かい」

ほうと安心したように息をつく劉備へ向かって、関羽は迎え入れるように右腕を広げた。

「兄者、宜しければ少し温まってゆかれよ」

義兄はちらと何かを思案するような様子をみせるが、関羽が握ったままの手を己の方へ軽く引き寄せると、相手は素直にその動きに従って椅子に座る義弟の傍らに身を寄せるように佇む。

その小柄な身体を関羽は長い右腕と袖で包み込むように優しく抱き寄せ、相手が外套に含ませてきた冬の夜気のかおりを吸い込んだ。

「兄者から外のかおりが致します」

劉備がこの義弟が以前から戯れに自分を抱き寄せたり手を握ることを好んでいるのは知っているので、今も己の肩口に鼻を埋め目を細めている様子を咎めもせず腕の中で笑っている。

「ふふ、ほんの短い時間でしかなかったのだが、分かるのか?」

子供をあやすようにこちらの髪を撫でつける義兄へ、はいと関羽は答えると、顔を上げて眉を下げた。

「はい。そして兄者のお身体が思っていた以上に冷えていたことも知り申した」

そう言うや否や、彼は劉備の身体を抱き上げ、自分の膝の上に横抱きの状態に乗せてしまう。

義弟に一瞬で抱き上げられた劉備は驚いてこら、とか下ろせ、と言いながらもがいてみるが体格も力でもれっきとした差がある事実には勝てず、相手の膝の上でじたばたしただけである。

義理の兄弟と言っても弟の膝に乗せられている姿は、兄としての沽券に関わると劉備は相手へ面白くない顔を見せるが、関羽は目元に余裕のある笑い皺を作って、その身体を両腕で包み込んだ。

「立ちっぱなしでは足元が冷えましょう。暫し拙者の膝の上で暖を取って下され」

そう言って盤面へ再び視線を戻した義弟に劉備は抗議の一つでも言ってやろうかと間近な相手の横顔を軽く睨みつけたが、確かに体躯の大きい相手から身体ごと包まれているのは随分と温かい。

誰かに見られている状況でも無し、これはこれで良いか、と劉備は己を納得させると、視線は義弟が見つめている碁盤へ自然と向けられた。

「独りで打っていたのか?」

「いえ、馬良殿と」

ふうんと関羽の腕の中で劉備が鼻を鳴らす。

「季常か・・・容赦無いな。お前は黒番だろう?」

「・・・は・・・」

呻くような相手の返事には負けず嫌いな義弟らしい響きが籠っていて、劉備は苦笑いをちらりと漏らした。

「そのような声を出すな、雲長。あれと孔明の碁に勝てる者は蜀の中で幾人いることか。ここまで持ちこたえられているだけでも上出来だ」

義弟の碁を自分なりに誉めてやろうと、劉備は話を続ける。

「私などいつも孔明にしてやられている。あれはこちらが勝ったと喜んだ隙をついて勝負をさらって行くのだ。手の平で躍らされているとは、まさにああいう事なのであろうな・・・」

斜め後ろから見えている劉備の表情は穏やかで、口元には笑みが浮かんでいた。

その口から孔明、と特定の人名が紡がれるたびに、関羽の胸に重苦しい泥のような澱が積み重なって行くというのに、相手はそれに気づいてはくれない。

左様ですか、と劉備の耳元で義弟の感情を抑えたような低い声が響いた。

「負かされているというのに嬉し気な声を出されるのですな、兄者」

盤上の石達を人差し指で追いながら、劉備は関羽の心境の変化に気付くことなく小さく笑う。

「孔明の碁は気持ちが良いくらいに強いからな。悔しいを通り越してまじないでも見せられているような、不思議な心持ちになるのだ。雲長も一度孔明と碁を打ってみるといい、私の言った意味が分かると思うぞ」

どうだ、と劉備が碁盤から義弟の顔へ視線を動かそうとしたが、そこで漸く己の身体が強く抱擁されている事に気が付いた。

長い腕でがっちりと身体を巻き締められ、自分の首筋には相手の温かい息が掛かる。

先程までの穏やかな様子とは打って変わった、熱を含んだ義弟の抱擁に劉備は理由が分からず声が僅かに上擦った。

「?うんちょ・・・」

「軍師との碁は、兄者に頼まれたとしても遠慮しておきましょう」

「い、いや、別に無理強いは・・・んっ!?」

劉備の首筋に関羽の厚い唇が押し付けられ、言葉が途切れる。

その唇はうなじをなぞる様にゆっくりと髪の生え際辺りまで上って来ると、劉備の柔らかい耳たぶへ甘く噛みついた。

「あっ・・・待、・・・っ」

「・・・兄者は、耳を舐められるのがお好きでしたな」

相手から耳たぶを甘噛みされ、長い舌で耳の中を探られている劉備は、ぐちゅぐちゅと淫らな水音が頭の中に響いて力が入らない。

「こ、ら・・・雲長・・・止め・・・っ!」

首まで赤く染めて己から距離を取ろうとしている義兄の姿は、関羽の独占欲を更に煽り立てた。

「止めませぬ」

片手で劉備の顔をこちらに向けさせると、そのまま何か言おうとする唇を塞いだ。

「んんんっ!・・・んっ・・・・・・んう・・・っ」

相手の苦情も全て口中で受け止めながら己の舌先で劉備の唇を撫でると、意外にも素直に口を開いてこちらを迎え入れてくれる。

歯列を確かめるようになぞり始める関羽の舌に、劉備の舌が物足りなさそうに絡みついてきた。

その舌を絡めとると軽く歯を立てたり、唾液ごと強く吸い上げてやるような愛撫を続けていれば、劉備の手は自然と関羽の服を強く掴んで身体を預けている。

「ん、あ・・・ぁ・・・っふ、」

くちゅくちゅと水音を立てながら舌を絡ませ合っていれば、溢れ出したお互いの唾液が劉備の口の端を伝って顎や喉ぼとけを濡らす。

それを辿るように関羽が相手の顎、首筋へと唇を這わせつつ、角ばった大きな手を劉備の胸元へ差し込んだ。

夜着の胸元の前合わせをゆっくりと広げれば、劉備のなめらかな肌が露わになる。

しかし寒いのだろう、しっとりとしたその肌は鳥肌が立ち、劉備自身も小さく身震いをした。

「雲長・・・」

こちらの頭を抱えるように抱き付いてきた劉備の身体を受け止めると、関羽はそのまま相手を軽々と膝から抱え上げて立ち上がる。

「参りましょう」

関羽は短くそう告げると寝台の方へ足を向けながら、目の前にある劉備の胸の突起へ吸い付いた。

「ぁんっ・・・!や、あ・・・」

ちゅ、ちゅ、と音を立てて淡い色彩の突起を強く吸い上げ、舌先で転がしてやると柔らかかった突起に芯が通り鮮やかな桃色へ染まる。

「兄者の胸は美しいですな」

「なっ・・・!こら、歯は立て・・・ぁ・・・っ」

義弟の言葉と続けられる胸への愛撫に恥ずかしさと心地良さが入り混じって劉備は身もだえするが、下手に動いては抱えあげられている自分が落ちてしまいかねない。

彼は膝をもじもじと擦り合わせながら関羽の頭を両腕で抱え込みつつ早くと急かした。

しかしその言葉に従わずに関羽が片方の胸の突起をじっくりと舌や歯で愛撫しながら寝台へ相手を横たえた時には劉備の目元はすっかり潤み、息を乱して彼を見つめている。

艶が増した義兄の様子に、関羽は引き込まれるようにして覆いかぶさり、その柔らかな唇を重ねた。

「ん・・・ん、ふ・・・っ、ん、」

深い口づけを交わしながら夜着の帯を解き始めた関羽に合わせるように劉備も相手の帯に手をかけ、義弟の引き締まった身体をあらわにしてゆく。

劉備に帯を解かれた関羽はそのまま袖を落として下帯ひとつになると、前をはだけさせている義兄の上に四つん這いに跨るような体勢で寝台へ上がった。

「私も・・・」

相手に合わせようと劉備が上半身を起こして袖を抜こうとしたが、関羽に押し留められる。

「兄者はそのままで。身体を冷やしてはなりませぬ」

でも、と言いかけた劉備を押し倒し、先ほど愛撫していなかった側の胸の突起へ強く吸いついた。

「ああっ!」

思わぬ刺激にびくんと身体を震わせた相手の反応に気を良くして、関羽は舌先で愛らしい突起を弄びながら、もう片方のすっかり硬くなっている突起へ指を伸ばす。

親指で円を描くように優しく擦ったと思えば、二本の指で挟んでつまみ上げたりと刺激を与えてやれば、劉備は敷布を掴んで甘い声を上げた。

「やぁ・・・っうんちょう、や、やめ・・・むね・・・あっ、ぁ・・・」

いやいやをするように顔を左右に振りつつも声は甘く蕩け、立てている膝は物足りなさそうにもじもじとこすり合わせている。

「兄者、胸が嫌でしたら拙者はどこに触れたら宜しいか?」

真っ赤に染まっている耳へ口を寄せて問うと、義兄は恥ずかしそうに目を伏せてそれは、と口ごもる。

兄者?と更に問い掛けながら己の育ち始めている雄を相手の太ももに押し付けてみれば、あ、と小さく驚きの声が上がった。

「雲長・・・早くはないか・・・?」

おどおどと問いかけてくる劉備へ、関羽は当然だと返す。

「兄者のそのような姿を見れば堪えなど効きませぬ」

そう言って豊かな耳たぶを甘噛みすれば、相手の指が微かに震えながらこちらの下帯に掛かった。

「・・・ばかもの・・・っ」

首筋や耳を愛撫しつつ関羽も義兄の下帯を解いてゆく。

解きながらときおり下帯越しに劉備の育った中心を軽く擦ってやる度、相手からの甘い吐息が関羽の頬にかかった。

露わになった劉備のそれはすっかり立ち上がり、先からは蜜が滲み始めている。

蜜のぬめりを使って関羽が大きな片手で義兄の雄をゆっくり捌けば、相手の腰が浮いて嬌声が上がった。

「あっ・・・あっ・・・ぁ・・・ん、」

解きかけた此方の下帯に手を掛けたまま、下肢への愛撫に身を委ねている劉備の姿に関羽の欲が膨らむ。

擦り上げるたびに劉備から先走りの蜜が溢れ、それが関羽の手を更に濡らし、艶めかしい水音が大きくなってゆく。

くちゅ、くちゅ、と部屋の中に粘度の高い水音がはっきり響く頃、劉備も義弟からの刺激に喘ぎつつ漸く相手の下帯を解き、自分よりもはるかに大きく、そそり立つ雄身へ両手を添えて身もだえしていた。

「兄者」

呼び掛けに応じ、目じりに涙を滲ませこちらを見上げた劉備の頬へ、関羽は下肢への刺激を続けながら優しく口づけを落とす。

「我慢なされるな。一度出されたほうが後ろもほぐれ易くなりますぞ」

「雲長・・・しかし・・・」

「存じておりまする。貴方の好みは」

そこまで言うと、関羽は手を止めて上半身を起こした。

そして劉備の膝のあたりで胡坐を組み、相手の膝裏を持ち上げると、両の足を左右に広げ、そのまま己の肩に担ぎ上げて下半身を持ち上げるような姿勢にすると軽く身を屈め、赤く充血して蜜を垂らしている義兄の中心へ己の口元を寄せた。

「手よりも、口で致される方がお好きなのでありましょう?」

「・・・っ!」

艶を含んだ低音の問いに劉備の顔がさっと染まり、肩に預けている足先がぴくんと跳ねる。

「そ、そのような事・・・!ひゃっ」

関羽の長く紅い舌が、劉備の雄をべろりと舐め上げた。

「やはり兄者の蜜は美味ですな」

羞恥の色を見せまいと顔を背ける義兄に、関羽は構わず相手の芯へ舌を這わせる。

温かく長い舌が鋭敏になっている中心へ巻き付き、時おり蜜を舐めとる感触に劉備の腰が震える。

「やぁっ・・・」

「嫌と仰いながらもここは先程より育っておりますぞ」

その言葉を聞いた相手の雄が、己の目の前でぴくんと跳ね上がる様子を見た関羽は気を良くし、口を開けるとそれを咥え込んだ。

「んぁっ!?あっ、や・・・ぁ・・・あ、ぁんっ、あ・・・」

義弟の熱い口中に自身を深く咥え込まれ、じゅぶじゅぶと派手な音が立つほどの口淫を受けている劉備は強い刺激と快感に高い声を上げながら身体を震わせ、己の足を抱え上げている相手の腕に爪を立てる。

自分の棗色の肌へ愛おしい義兄の爪が食い込むさまを横目で眺めながら、関羽は相手の先走りの苦みを更に求めるようにじゅっ、と口をすぼめて咥えた雄を吸い上げた。

「ああっ!!まて・・・うんちょ・・・待っ、イってしまう、から・・・っ!」

悲鳴のような嬌声を上げながらも上半身を捩ってまだ達したくないと訴える劉備の言動に、関羽は口淫を止めて嗚呼と口角を上げる。

「口だけでは足りませんでしたな・・・さて」

担いでいた劉備の左足を下ろすと、その膝を折り曲げ彼の腹へ押し付けるような格好にさせれば、屹立している中心と柔らかそうな袋の奥に隠れていた後孔が眼下に晒された。

骨ばった太い中指で先程まで刺激を与えていた劉備自身の先をくるくると撫でまわせば、直ぐに蜜が滲み出てきて、同時に物足りなさそうな甘い吐息が頭上から聞こえてくる。

糸を引きそうなほどに濃度の高い蜜を指にたっぷりつけると、それをまだ固く閉じられている後孔へ塗り付け、蜜のぬめりを使って揉み解すように関羽はやわやわと指を動かし始めた。

「・・・ん・・・う・・・」

快感を感じにくい箇所への愛撫に劉備が萎えないようにと、義弟は相手の雄身を口で軽く捌いてやりながら、そこから垂れ落ちた自身の唾液も使ってゆっくり後孔を解す過程に勤しむ。

後孔へ与えられる刺激にも少しずつ慣れ、幾分かふっくらと解れたそこへ、関羽の太い中指がつぷりと侵入してきた。

「っ、ん・・・っ」

久しぶりに感じる後ろの違和感に劉備の身体が小さく跳ねる。

「痛みますか、兄者」

「い、いや・・・大丈夫だ。久しぶりだったのでな・・・」

「左様でした。このところは時間が合わず、兜合わせまでしか出来ませんでしたからな」

「っ!?」

さらりと最近の行為の一部を口に出すと、義兄の表情が羞恥に染まった。

何度抱いても、義兄の変わらない初々しさに関羽の口元が綻ぶ。

後孔へ挿し入れた指はそのままに身体をずり上げて劉備の唇へおのが唇を重ねようとすると、相手が自分の長い髭を邪魔にならないように、そっと整えてくれた。

「・・・ん・・・ふっ・・・んん・・・」

義弟自慢の髭を優しく撫でつけながら劉備は口づけに応じ、相手の厚めの唇を軽く食んだり舌を絡ませ合って戯れるうちに彼の後孔は関羽の指の二本目を受け入れている。

劉備の中心から溢れ出し、伝い流れた蜜が後孔を解す関羽の指へまとわりつき、そこからくちゃくちゃと卑猥な音が響き始めていた。

三本目の指を入れる為に二本の指で更に孔を拡げる動作を続けながら、関羽は口づけを止めて兄者、と囁く。

「そろそろ頂きたいのですが、宜しいですかな」

言葉の意味を察した劉備の頬がさっと染まり、関羽の指を咥え込んでいる後孔がきゅっと締まった。

「兄者の蜜が垂れて勿体無いものですから」

「あっ・・・」

「こちらも慣れてきたようですしな」

締め付けられた指を軽く折り曲げて中を擦ってやると、びくっと劉備の身体が反応し、声も跳ねる。

「ん、ぁ・・・・あ・・・」

顎から喉ぼとけ、鎖骨、胸へと口づけを移しながら、関羽は劉備の両足を腹部へ押し当てるようにして足を開かせ、後孔へ挿し入れている指をぐるりと回すように動かし、その指先で劉備がいつも悦ぶ辺りを強めに擦り上げた。

「!やんっ!」

不意な強い刺激に身を強張らせた義兄に構わず、そのまま関羽は彼の蜜にまみれた雄を咥え込む。

「ひぁっ!?・・・あっ、あっ・・・・・ぁん・・・っ」

義弟から後ろを指で犯されながら熱心な口淫を受ける劉備は強すぎるくらいの快感に襲われて、言葉を紡ぐ余裕などある筈もなく、ただ熱を放ちたいと嬌声を上げながら高みへ登って行く。

「う・・・雲長・・・・・っもう・・・」

切羽詰まったような声が関羽の頭上から響き、口淫を続ける彼の頭へ劉備の手が触れた。

それを合図のように義弟は劉備の張り詰めた雄を根元まで咥え込み直すと強く吸い上げ、指で内部をぐりぐりと擦り上げてやる。

「雲長・・・うんちょう・・・っ」

自分の気持ちが良い部分を的確に刺激して射精を促してくる義弟の名をうわ言のように呼びながら、劉備は腰を相手へ押し付け始めた。

「ああっ!雲長っ・・・い、イってしまうっ!い・・・っぁ、あ、あっ・・・・・っああ!・・・イ、ク・・・っ!!」

追い詰めるような激しい愛撫を夢中になって感じながら劉備は関羽の頭を両手で押さえ、自らの陰茎を深く咥え込ませた状態で義弟の口中へ勢いよく白濁の液を噴き零した。

ビクビクと身を震わせながら射精し続ける劉備の陰茎を咥え込んだまま、関羽は相手の精液の苦みを楽しむように喉を鳴らしてそれを飲み下している。

「ぁ・・・う・・・・・、んっ」

熱を放って力が抜けた劉備の手が関羽の頭をゆるりと撫でれば、関羽は相手の精液を一滴も残さぬようにと柔らかくなった劉備の陰茎を強めに吸い上げ、その刺激にぴくんと義兄の身体が跳ねた。

名残惜しそうに義兄の中心からゆっくりと顔を上げた関羽は満足そうに口角を上げている。

息を上げて射精の余韻に浸っている劉備の頬へ指を添えると、潤んだ目がこちらの顔を捉えた。

「い・・・いきなり強くするなと・・・以前、言ったではないか」

「申し訳ありませぬ。兄者の淫らな姿に、堪えが利きませなんだ」

喉の奥でくつくつと笑いながら悪びれもせずそう言いのけた義弟の頬を、劉備は気恥ずかしげな表情をしながら軽くつねる。

「・・・お前は・・・」

「許して下され。己の愛しざまで兄者があれだけ悦んでくださる事が大変に喜ばしいのです」

目を細めて嬉しそうにそこまで言われては、劉備もこれ以上の文句は言えなくなってしまう。

う、と困ったように目を泳がせた義兄を太い腕で胸元に抱き寄せながら、関羽はその額へ唇を押し付けた。

「暫し布団の中で暖を取っていて下され。拙者は少し準備をして参りますゆえ」

「・・・ああ」

何の準備かを知っている劉備は腕の中で素直に頷く。

相手の滑らかな頬をもう一度大きな手でひと撫ですると、寝台の隅に跳ねのけられていた布団を半裸の劉備へ掛けてやり、関羽は寝台から立ち上がる。

脱ぎ散らかした夜着を手に取り手早く着直しながら、布団の中の劉備へ広い背を向け、彼は足早に部屋を出て行った。

 

 

 (つづく)