こんばんは。
クリスマス・イブに更新となりました。
どうにかクリスマスに間に合って何より・・・っ!

さて、今夜は前回あげた関劉の後編となります。
こちらも18歳以下の方の閲覧は禁止しておりますので宜しくお願いいたします。
また、道具を使った行為の描写がありますので、苦手な方の閲覧はお勧めいたしません。
幾つかの注意事項を明記させて頂きましたが、それでも大丈夫!という方には少しでも楽しんで頂けましたらと願っております。
かなり長いお話となっております。
それではお付き合い下さいませ。


-----------------

ミッドナイト・グラヴィティ(後編) <関羽と劉備>※R-18



枕元の小さな常夜灯の炎が頼りなげに揺らめくだけの薄暗い部屋に、くぐもった声となまめかしい水音が響く。

「ん・・・う・・・んん・・・っ」

己よりもずっと大柄な義弟の身体の上に跨り、自分の下半身を相手の顔へ向ける体勢で劉備は関羽の臍の下あたりまで大きく反りあがった雄身へ口淫を施している。

寒いだろうからと夜着を羽織らされたままの劉備ではあるが、帯は解かれている為、前ははだけた状態だ。

そんな劉備の下で仰向けの状態で寝そべり、目の前でひらついていた夜着の裾を関羽は相手の腰の上までめくりあげると、解し途中の義兄の後孔へ己の太い指を三本挿し入れてやわやわと動かしながら、自身の下半身へ与えられる甘い刺激に時折低く喉を鳴らしている。

「これは・・・あまりの心地の良さに拙者の方が湯が冷めるまで待てぬやもしれませぬ」

部屋を一度出て行った関羽は盥(たらい)を手に戻って来て、そこには熱めの湯が張られており、寝台脇の棚に置かれたそれからは、もやもやと湯気が立ち上っていた。

自身の口では咥え込めない程に大きく育ってしまっている義弟の雄を両手で支えながらぴちゃぴちゃと舐めていた劉備が、こら、と少し慌てた声を出す。

「まだ入らぬと分かっているであろう?堪えられぬなら口は止めるが・・・」

「いえ、心得ております。兄者が辛そうな様子を見るのは拙者も嫌ですからな。しかし口が疲れたのでしたら無理はなさいますな、触れて下さるだけでも充分ですから」

うん、と相手から小さな返事が聞こえてきたが、目の前の臀部がもじもじと揺れた。

「いかがなされた、兄者」

中への刺激が足りなかったかと関羽が太い指をぐるりと孔の縁へ沿うように回してやると、劉備の内股がぴくんと震える。

「あっ・・・」

「兄者?」

優しい声音で更に問うと、義兄の生暖かい舌がこちらへの返答のように己の雄身の先端をねろりと舐めた感触が伝わり、その刺激に関羽は思わず低く唸った。

「正直に言うとな・・・私も、お前が欲しい」

口を精一杯開いて関羽の雄の張り出した部分を咥え込み、先走りをねだる様に強めに吸い上げる。

「・・・っ、く、」

余裕を無くしたように唇の隙間から漏れ出た義弟の声に、劉備はくすりと笑んで咥え込めなかった太い幹の部分へ舌を這わせた。

「堪えているのはお前だけではないのだぞ?」

両手でしごきながら先端からにじみ出る先走りを舐めとる義兄の愛撫と先程の言葉に、関羽の下半身に熱が溜まる。

赤黒く充血している相手の雄が手の中で更に育ち、硬度を増した様子を目にした劉備は、半ばうっとりしながら舌を伸ばす。

「ぅん・・・ん・・・ん・・・・・ふっ・・・」

劉備が熱心に口淫を施している最中、彼の後孔も刺激が足りないというようにひくつき、関羽の指達を締め付けた。

いま少しこれで、と関羽が宥めるように伝えながら三本の指で入り口を拡げつつ、空いている手を先程持って来ていた盥へと伸ばす。

湯の中に沈められていた金属製の何かを取り出すと、濡れているそれの水気を布を使い片手で器用に拭き取り、おのが肌に当てて温度を確かめる。

「兄者、抜きますぞ」

ひとこと告げて関羽は劉備の中から指をずるりと抜いたが、夢中になって口淫をしていた相手は突然後ろからの刺激が止まったことに嗚呼とため息のような声を漏らした。

「ぁ・・・雲長・・・」

「お待ちくだされ。ようやっと冷めましたので、次はこちらを」

目の前でひくついている劉備の後孔を眺めて心中で舌なめずりをしつつ、関羽は金属製の内部が空洞になっている棒状のものへ薄く油を塗りつける。

「少し熱めやも知れませぬか」

「・・・ん・・・」

緊張と期待で僅かに上擦った声を上げる劉備の後孔へそれをぴたりと当ててから、義弟は穏やかな声で兄者、と語り掛けた。

「今宵はご自身でお使い下され」

「・・・・・へ?」

てっきり義弟が己の好いところへ挿し入れてくれるものだと思い込んでいた劉備は、相手からの予想外の言葉に思わず振り返る。

視線がぶつかった相手は、口元を上げて張形を持つ手を揺らして見せた。

「張形の具合はご自身で動かされた方が宜しいかと」

関羽が用意していた金属製のものは、男性器を模した張形、と呼ばれる道具である。

劉備が常人よりも遥かに大きな義弟の雄身を痛みなく受け入れるには、まずじっくりと後孔を解し、拡げてゆかなくてはならない。

その過程は関羽の指のみでは拡げきれない為、彼の雄身よりも小さめだが、常人よりも大きく作られた張形を使うようになっていた。

「い・・・いつもはお前が入れてくれていたではないか・・・」

「左様。ですがいつも途中からご自身で動かされておりますな。初めから拙者の手を借りずともお使いになれるでありましょう?」

含み笑いを交えた義弟の言葉は道具によって乱れている己を冷静に眺められているようで、劉備の耳がかあっと熱くなる。

「そういう、話ではなくて・・・」

「さあ、温めたモノが冷えて参りました。・・・手を離しますぞ?」

躊躇している劉備に構わず、関羽は張形から手を離そうとした。

後孔にあてがわれていた金属物がふらりと落ちそうになった感触に、劉備の手が慌ててそれを受け止める。

いまだ羞恥が消えない劉備だが、義弟がしてくれないと言うのならば、自ら後孔を拡げる作業を続けなくてはならない。

少し躊躇ってから、彼は数回息を整えると張形を持ち直して後孔へあてがい直した。

関羽は義兄の滑らかな双丘を大きな両手で割り開くようにし、挿入がしやすいようにしてやる。

「う・・・っ」

くぷり、と張形の先が孔へ潜り込み始めた。

「う、ん・・・っ・・・う・・・・・くっ・・・」

先ほどの指よりも大きな質量と金属の硬い質感に、劉備の身体が強張り、息が詰まる。

「兄者、息を吸われよ」

慄く相手の身体を安心させようと、関羽は義兄の震える太ももや腰、再び立ち上がりかけていながら萎えそうになっている中心を撫でさすりながら声を掛けてやれば、身体の震えが僅かに治まった。

「冷えたのでしたら温め直しますぞ」

「いい・・・大丈夫だ・・・」

す、と意識的に呼吸を続けるようにしながら、劉備は張形を再び迎え入れる作業を開始する。

「は・・・ぅ・・・っ・・・は、ぁ・・・あ・・・・・」

鈍色の張形が、関羽の目の前で少しずつ劉備の中へ潜り込んでゆく。

一番太い部分がゆっくりと中へ呑み込まれれば、それが根元まで入り切るまであまり時間は掛からなかった。

全てを受け入れた劉備は一度張形から手を離し、内部の圧迫感に慣れるまで呼吸を整えている。

「横になりますか?」

義弟の気遣いに、ううん、と四つん這いの姿勢で義兄は首を振った。

「もう少し・・・慣れるまで、このまま・・・」

「承知いたした。では少し温めましょう」

肩で息をしている劉備の背後で関羽が何やら軽やかな水音を立て、温かな片手をこちらの臀部に当てた感触が伝わる。

すると、受け入れている張形がじんわりと温もりを持った。

「・・・あ・・・」

ぴくんと温みに反応した劉備の尻を片手でやんわり揉みながら、関羽は湯に浸した布切れを空洞になっている張形の内部へと詰めてやる。

「少しは違和感が薄れましょう」

「ん・・・すまぬ」

息が整った頃に、劉備の手が張形へと再び伸びた。

三本の指でそれを掴み、今度はゆっくりと抜き出し始める。

「ん・・・っ、んん・・・」

まだ完全に受け入れ切れていない内部はきつく、張形が抜かれてゆくのを押し留めるように、柔らかな内部が僅かに引き出され、艶めかしい桃色の秘肉が関羽の眼前へ晒し出された。

「あっ・・・ふ・・・ぁ・・・」

自身の身体にそのような変化が起きているとは知らない劉備は、目をぎゅっと瞑って一心に張形を動かしている。

目の前で見せつけられるように張形が劉備の後孔から緩慢に抜き挿しされているさまを、義弟は生唾を飲み込みながら凝視していた。

「雲長・・・油を・・・足しては、くれぬか・・・?」

少しずつ張形の質量に慣れてきたらしい劉備が、息を上げ始めながら義弟に頼む。

滑りが足りないと訴える義兄の甘い声に、関羽の雄へ熱が集まる。

お待ちを、と背後から掠れた声が聞こえ、操っている張形になにか液体が掛かったらしい、次に中へ挿し込んだ際にとろりとした感触が追加され、劉備の顎が上がった。

「あっ・・・いい・・・っ・・・あぁ・・・・・っ!」

弓なりに背を反らせ、尻を突き出す様な格好になりながら劉備は張形を抜き挿しする動きを徐々に速めている。

そんな義兄の自慰行為のような姿を下半身に熱を籠らせながら見つめていた関羽の胸元に、たらりと透明な液体が糸を引いて垂れ落ちた。

彼の自慢の長い美髭は行為の邪魔にならないようにと身体の脇へ流している為、その液体は髭を汚してはいないのだが、彼はふと何故か面白くなさそうに片眉を上げる。

先走りの蜜を垂らしている事にも気付かず、腰を振りながら張形を抜き差ししている劉備の姿が、まるで何者かに犯されて悦んでいるように、関羽の目に映り始めていた。

義兄を抱く存在は、おのれ一人でいい。

前後を犯される快楽に酔い、乱れきった嬌声を上げる劉備を知っているのは、自分独りだけでなければならないのだ。

そんな嫉妬に支配され始めた己の胸元へ垂れ落ちたそれを関羽は指で掬い取り、張形に夢中になっている相手へ見えるように腕を伸ばした。

「兄者はよほどその張形がお好きと見える。蜜が垂れておりますぞ」

いつの間にか張り詰める程に立ち上がらせ、たらたらと蜜を垂らしていた自身の雄の存在を義弟の指でねっとりと光る液体として見せつけられた劉備は喘ぎながらそれから顔を背ける。

「やぁ・・・っ違・・・これは・・・・・」

否定する言葉を口にしながらも張形を操る手は止まらず、義弟の目の前の腰も揺れ続けている。

ほう、と関羽は意外そうな声を出しながら、白い内腿をさわりと撫で上げた。

「お好きではないと。・・・でしたら、これはもう要りませんな」

そう言うと張形を持つ劉備の手首を掴んで動きを止めさせ、そのまま自らが掴むと一気にずるり、と外へそれを抜き出す。

「あぁあ・・・っ!?」

己の気持ちの良い部分へ擦り付けていた物体を突然抜かれた劉備が、泣きそうな声を上げた。

「まってくれ・・・まだ・・・」

「お好きではないと言われたではありませぬか」

「ちが・・・もうすこし・・・」

頬を上気させて涙目でこちらへ振り返り、いやいやをするように首を振る劉備の後孔はずいぶんとほぐれているように見え、何も咥え込んでいない状態が物足りないというようにいやらしくひくついている。

「もうすこし、ほぐしてから・・・」

再度紡がれた義兄からの言葉を耳にした途端、関羽は瞬時に身を起こすと相手を四つん這いの姿のまま無言で組み敷き、猛った己の雄をひくついている後孔へ押し付けた。

「!?雲長・・・まだ・・・っ!」

押し当てられた熱くて太いモノが何かを察した劉備が、身体を強張らせる。

は、は、と息を荒くさせながら義弟は劉備の陰茎へ手を伸ばした。

「もう、解れておりましょう。・・・ぬめりは少し足さねばなりませぬが」

「ま、待っ・・・うぁっ!?」

劉備のうなじへねろりと長い舌を這わせながら、彼が垂らしている蜜を大きな手で拭い取り、自らの雄へ塗り付ける。

「入れますゆえ・・・力を抜かれよ」

後ろから相手の耳元へ低く囁きながら、関羽は腰を進め始めた。

「あ、ぅ・・・うんちょう・・・!ゆっくり・・・っく、ぅ・・・・・ぁ・・・うん、ちょ・・・っ」

ず、ず、と熱い雄身が劉備の中を押し割るように少しずつ侵入してくる。

張形よりもずっと太く、ひどく熱い雄の感覚に劉備はたびたび息を詰まらせそうになるが、背後から伸びた相手の手が彼の胸の飾りを弄ったり、萎えそうになっている中心を捌き上げたりと刺激を与えてくれるお陰で、少しずつではあるが義弟を受け入れてゆく。

「あ・・・・あぁ・・・」

尤も張り出した部位が劉備の中へ入り込むと、後は苦痛も少なく残りを受け入れた。

関羽を受け入れた劉備の内部は温かく、雄の存在を喜ぶように内壁が蠢いて締め付ける。

「・・・っ、あにじゃ・・・」

想像以上の中の心地良さに関羽が声を上擦らせると、義兄の内が更に彼の雄を締め付けた。

「いけませぬ・・・そのように拙者のモノを食い締めては・・・力を・・・」

関羽の腕に支えられてどうにか四つん這いの状態を保っている劉備だが、内股を震わせながら首を振る。

「分かっては・・・いるのだが・・・お前のモノが、熱くて・・・っ」

思わず感じてしまうのだ、と声を震わせる相手の様子に関羽は我慢が出来なくなり、劉備の細い腰を掴んだ。

「兄者、動いても宜しいか」

「ま・・・まだ、強くは・・・」

「承知しておりまする。・・・これで、いかがか」

そう言って関羽は劉備の腰を固定させると、自身の腰を回すような動きでごくゆっくりと劉備の内部をかき混ぜはじめる。

「あんっ!・・・・・あ・・・あっ・・・ぁあ・・・っ」

挿出とは違う中への刺激に、劉備の肩が跳ねた。

こちらへ腰を強く押し付けたまま中を探るように動く雄の存在に少しずつ慣れてくると、劉備はもっと刺激が欲しいと言うように自らの腰を揺らし始める。

雲長、と蕩け始めた呼びかけに応じて、関羽は腰の動きを変えた。

だいぶん締め付けが緩んだ後孔から雄身を半ばまでずるり、と引き抜けば、義兄から喪失感にも似た溜息のような声が漏れる。

その声の切なさに己が強く求められている喜びを感じ、義弟は抜きかけた雄を再び一気に中へ穿ちこんだ。

「あああっ!!」

奥まで一度に突き込まれた劉備は悲鳴のような声を上げたが、彼の内部は先程のように慄き強張ることも無く、関羽の雄身を柔らかく受け止め、程よく締め付ける。

痛みは感じていないようだと判断した関羽は腰の動きを大胆にしてゆく。

「あ・・・は・・・あぅっ・・・ぁう・・・・・んぁ・・・っ」

ぬち、ぬち、と粘膜が擦れ合ういやらしい音と太い雄で中を擦り上げられる刺激に劉備は耐え兼ね、両腕を折り曲げ顔を敷布に押し付け、唾液を垂らしながら喘いでいる。

上半身が下がった分、尻が高く上がっている体勢の義兄の双丘の肉を大きな手で揉みしだきながら、自らの雄を引き抜くたびにちらりと見える秘肉の桃色を堪能していた。

「兄者の身体は素晴らしいですな。肌を重ねるたびに色が増してきているのでは?」

「っ・・・ば・・・か・・・・・ひぅっ!」

卑猥な褒め言葉に文句を返そうとしたが、奥まで突き込まれた刺激に言葉が飛んでしまう。

まだ僅かばかりの羞恥が残っているらしい義兄の様子を楽しむように、関羽は腰を動かしながら言葉を続けた。

「先程まで張形で夢中になって擦っておられた場所は何処でしたかな」

「し・・・知らな・・・」

言葉では否定しようとしているが、劉備の耳は真っ赤に染まり、その手は敷布を強く握りしめている。

張形での行為は、ひっそり自慰を行っているのと同じような状態なのだ。

それを義弟に見られ、挙句口にまで出されては言葉も続かない。

恥ずかしさからきゅうきゅうと自らの雄を締め付けてくる義兄の様子が愛おしくて、関羽は口元を緩めながら酷く優しい声を出した。

「では拙者がお教えいたしましょう・・・兄者には張形よりもずっと心地良くなって頂かなくては拙者も男が立ちませぬゆえ」

劉備の腰が逃げないようにと両手で固定し、義弟は相手が悦ぶ箇所を自らの太い雄で小刻みに擦り始めれば、すぐに相手の腰がびくびくと跳ね始める。

「ひぁ・・・っ!あっ、あっ、・・・や、ぁっ、や・・・ん!」

「お嫌ですかな」

「ちが、ぁっ・・・あ、あん・・・っ」

「では如何なされた?」

硬く張り詰めた雄身で快楽部を抉るように擦られ続けている劉備の目より涙が滲んできた。

「そ・・・そこ、ばかり擦られたら・・・また・・・イって、しま・・・っ」

関羽へそう告げた劉備の中心は完全に勃ち上がっており、そこからは先走りの蜜がとめどなく垂れ落ち、敷布の上へ小さな液溜まりが出来る程になっている。

「うんちょう・・・っ、もう・・・」

内部を擦り上げられる刺激に我慢出来なくなった劉備が蜜でぬめる自身の中心へ手を伸ばし掛けたが、それを義弟に阻まれた。

「まだイクには早いですぞ、兄者」

腰の動きを緩めてこちらの様子を眺めているらしい義弟に、劉備は敷布に顔を押し付けたまま堪えがきかないと頭を振って見せた時、相手の大きな手に彼の陰茎の根元が強めに握り込まれ、悲鳴のような声を上げる。

「や・・・だめ・・・・・!あぅっ!?」

「もう暫く我慢してくだされ。先程は兄者の達する顔が見られませんでしたからな」

そう言うと義弟は劉備の後孔から己の雄をずるりと引き抜き、相手を起き上がらせると袖を通したままの夜着を脱がせて、胡坐を組んだ自分と向かい合わせにさせた。

「兄者」

こちらへ両腕を拡げて優しい声を出す関羽につられるように劉備は彼の肩へ手を添え、息を整えると、邪魔にならないようにと相手の長い髭を空いている片手で捧げ持ち、身体の前面を密着させる。

劉備は自分で足を拡げ、筋骨隆々とした義弟の丸太のような太い両腕へそれを預ければ、相手は劉備の足をそのままかかえ上げるようにして己の両の手首を彼の背後の腰辺りで互いに掴み合って固定すると、そのまま軽々と義兄を腕の力のみで抱き上げた。

「雲長・・・重くはないか?」

足を拡げられた体勢で抱えあげられている劉備が義弟へ僅かに心配そうな声を出すが、関羽は余裕の表情で笑んでいる。

「なにを、軽いものです。拙者が支えておりますので安心なされよ。・・・挿れますぞ」

抱き上げている劉備をなにかを確認しつつゆっくりと下ろしてゆくと、黒々と茂る関羽の叢(くさむら)の中より赤黒く充血し、そそり立っている関羽の雄身が再び相手の後孔へ潜り込んでゆく。

「ひ、ぁ・・・っ!」

先ほどとは違う角度で侵入してきた雄の感覚に劉備が声を上げ、びくんと宙ぶらりんになっている足を揺らすと、関羽は更に腰を押し付け、義兄の身体を己の雄の根元まで下ろし切った。

自身の体重も加わって劉備は先程までの後背位よりも深い場所まで、義弟の雄に貫かれる。

「っ!ひぅ・・・っ」

「嗚呼、良い締まりですな」

強い刺激に身体を痙攣させている義兄に構わず、関羽は膝立ちになると抱き抱えている劉備の内へ激しく雄身を穿ち込み始めた。

「あぁんっ!!あ・・・あんっ・・・あ・・・おく・・・あたるぅ・・・っ」

顎を上げて喘ぐ劉備の首筋に汗が滲む。

腰を打ち付けながら関羽は劉備の喉ぼとけの辺りに滲んでいる汗を赤い舌でねろりと舐めとれば、一層高い声が上がった。

「兄者の蜜が絡んできましたぞ」

義弟に囁かれた通り、下半身より響く水音に、ずちゅ、ずちゅ、と音の艶めかしさが増してきている。

「あ・・・っや・・・・・おと・・・」

しがみついている関羽の肩に爪を立てて顔を背ければ、向かい合っている義弟がその耳へしゃぶり付き、くつりと喉の奥で笑う。

「兄者が垂らされたモノのせいではありませぬか?いっそう滑りが良くなり申した」

「い・・いわなくて・・・いい・・・っ!」

「また後ろが締まりましたぞ」

「あっ!ぁんっ・・・あ・・・」

自身の淫らな様を関羽の目線からいやらしい言葉にされ、それを耳へ吹き込まれながら後ろを深々と穿たれている劉備の唇からは腰を打ち付けられるたびに快楽の喘ぎが上がり、勃ち上がっている前からはトロトロと蜜が溢れ続け、自らの下半身だけでなく義弟の叢もべっとりと濡らしていた。

抱え上げている相手の内膝の辺りへと舌を這わせながら、関羽は満足げな目の色で義兄を攻め続ける。

「兄者、拙者のモノはいかがですかな」

足の指を内側に丸めて義弟に揺さぶられている劉備が、好い、と喘ぎつつ答えた。

「おくまで、あたって・・・」

「ほう」

「ふ・・・・・ふとくて・・・こすれて・・・いい・・・っ」

「・・・張形、よりも?」

試されるように低く問われた言葉に、義兄は強く首を振る。

「ああ・・・おまえのほうが、ずっと・・・すき・・・っ、あ!」

劉備の言葉から更に猛った義弟の雄が、彼の内を激しく擦り上げてきた。

「では存分に満足して頂かねばなりませぬな」

互いの汗でぬめり始めた己の両手を関羽は繋ぎ直し、不自由な体勢ながら腰を揺らす劉備へ応えてやるように奥へ向かって腰を打ち付ける。

言葉にならない嬌声を上げていた劉備に、絶頂が近づいてきた。

「だ・・・だめぇ・・・っ!うんちょ、も・・・い・・・」

爪を立てて涙を流している劉備を見つめながら、関羽は僅かに腰の動きを緩める。

「浅めが宜しいか、兄者」

「や、やだ・・・おくが・・・いまのが、いいっ・・・・・」

「承知いたした」

巧みに腰を動かして劉備の奥を突き、抉るように雄を擦り付ける動作を再開させると相手は更に乱れ、もっともっとと腰を振り出した。

絶頂に向かって自らも腰を振り、相手の雄々しいものに穿たれていた劉備の内壁が突然きゅう、と収縮する。

「い・・・いい、いいっ・・・!もぅっ・・・・・イク・・・ぅっ!」

悲鳴のような声とほぼ同時に、向かい合わせに見えている劉備の陰茎の先から、二度目の熱が放たれた。

しかしそれは先程より勢いは無く、関羽が下から突き上げる動きに合わせて中から押し出されるようにぴゅるぴゅると小刻みに射精を繰り返し、なかなか吐精はおさまらない。

「ふぁ・・・ぁ・・・・・あぁ・・・」

断続的に収縮を続ける中の締め付け具合の良さに関羽は腰の動きを止めることなく、義兄の射精しているさまを眺めながら彼の内を更に突き上げた。

「っ、雲長・・・、待っ・・・!まだ、出て・・・や、ぁっ!」

吐精後の脱力感を味わう暇も無く義弟から穿ち続けられている劉備は、息も絶え絶えに相手へ待ってくれと頼むが、逆に鋭敏になっている内壁を擦り上げられ、高い声を上げてしまう。

目の前の関羽の瞳はぎらつき、熱い息を吐きながら兄者、と低い声を出した。

「兄者の乱れた姿に、拙者も・・・このまま、最後まで・・・」

「あ・・・、あっ・・・うんちょ・・・っ」

劉備からの答えも聞かず、義弟は大きな水音を立てながら奥を狙って相手を攻め立てる。

身体ごとかかえ上げられて逃げることも出来ない劉備は、強すぎる刺激に涙を流して身を捩り、喘ぐしかない。

関羽が腰を激しく打ち付ける音と、粘り気を含んだ液体が擦れ合う、にちゃにちゃという音が、劉備の嬌声と共に室内へ響き渡った。

「あぅっ!あっ、ぁ・・・っん、あ、あぁっ・・・!」

「出しますぞ」

「ひ、ぁ・・・っ!」

腰の動きを速めた義弟からの容赦ない動きに、劉備は頭を振って悲鳴のような声を上げながらせわしなく揺さぶられている。

「あぁっ!あんっ・・・あっ、あぅっ、うんちょ・・・雲長・・・!!」

「・・・兄者・・・ッ」

硬く張り詰めきった関羽の雄が熱の吐きどころを探すように幾度も劉備の奥を突き上げ、内壁を擦り上げたとき。

劉備を抱え上げている関羽の両腕にぐっと力が籠った。

「・・・う、ぐ・・・・・っ」

喉の奥で呻くような声を唇の端から漏らした義弟が、劉備の最も深い所へ己を穿ち込み、その勢いのまま彼の中へ白濁の欲を放つ。

自身の中でビクビクと射精の喜びに震え続ける関羽の雄身と精液の熱さを感じて、劉備も腰を震わせた。

「ぁ・・・あつ、い、雲長・・・」

「いま、暫く・・・」

長い吐精を終えた関羽は眉根に深い皺を寄せて荒い息を整えつつ、縋り付く劉備をゆっくりと寝台へと横たえ、抱擁を解く。

劉備はかろうじて義弟の髭が汚れないようにとそれを持つ手に揺るぎは無かったが、他のほぼ全身は疲労と交接後の脱力によってぐったりとしている。

「兄者、抜きますぞ」

耳元へ口を寄せられ、そう囁かれた劉備は力なくうん、と頷いた。

猛りがおさまった義弟の雄身がずるり、と体内からゆっくり引き抜かれる。

「・・・ぁ・・・」

かすかな声を上げて、劉備が身もだえをした。

義弟の巨大な雄を受け入れていた後孔はほぐれきっており、そこはまだ締まり切らない状態で関羽の眼前にさらけ出されている。

と、そこからドロリと白い液体が流れ出してきた。

「や・・・」

相手の精液が体外へ流れ出す感覚に劉備が恥ずかし気に膝を擦り合わせようとしたが、関羽がその動きを押し留める。

「今、身体を拭いて差し上げましょう。起き上がれますかな?」

関羽の瞳を困ったように見上げて、劉備は眉を下げた。

「・・・すまぬ・・・身体に力が入らない・・・」

「ではそのままで致しましょう。まず冷やさぬように、これを」

劉備の裸体へ薄めの布団を掛けてやり、関羽は棚の上の盥を引き寄せる。

張形を温めていた湯に温もりが残っていればそのまま清拭に使おうかと考えたが、冬の夜はそう甘くはない。

己は冷水でも構わないのだが、愛おしい義兄に対してはそうはいかない関羽である。

夜着を引っ掛け、とろんとした目つきの劉備の頬を優しく撫でると、彼は立ち上がった。

「直ぐに戻ります。兄者、眠いのでしたらそのまま休まれて結構ですぞ」

手早く帯を締めている関羽の腕に、義兄の指が掛かる。

「雲長・・・」

「兄者?」

軽く引き寄せる動作につられて関羽が体躯を折り曲げ劉備へ顔を寄せると、棗色の頬が相手の手にやんわりと包まれた。

いまにも目を閉じてしまいそうな劉備が、穏やかに笑ってこちらを見つめている。

「ありがとう、雲長」

義兄からの愛情の籠った言葉に、関羽も目を細めて笑み返した。

「拙者の方こそ、感謝いたしますぞ」

返礼のように大きな手で劉備の頬を撫でていると、暫くも経たないうちに相手から小さな寝息が聞こえてくる。

夜気に晒されている義兄の手が冷えぬようにと関羽はその手を布団の中へ入れてやると、冷えた盥を抱えて立ち上がった。

冬至が過ぎたばかりの夜である。

朝がやって来るには、まだまだ刻が掛かると月が告げていた。

 

 

 

(おしまい)